ハイカーボ vs ミディアムカーボ増量|筋肥大に最適なのはどっち?
バルクアップ中の食事管理。正直、ここでつまずく人は本当に多いです。
「炭水化物って、どれくらい食べればいいんですか?」
ジムでも、SNSでも、よく聞く質問ですよね。
特に日本人トレーニーの場合、白米や麺類が生活に深く根付いています。気づいたらハイカーボ。
でも一方で、「体脂肪は増やしたくない」「リーンにバルクしたい」という気持ちもある。…悩ましいです。
そこで今回は、ハイカーボバルクとミディアムカーボバルクを徹底的に比較します。
どちらが正解か?ではありません。
あなたにとって、どちらが“使えるか”。そこを一緒に考えていきましょう。
バルクアップにおける炭水化物の役割とは
まず大前提からいきます。
炭水化物は、筋トレにおける主要なエネルギー源です。これは間違いありません。
高重量を扱う。レップを重ねる。セット後半で粘る。
これ、何で動いていると思いますか?
そう、筋グリコーゲンです。
筋グリコーゲンとトレーニング出力の関係
炭水化物を摂取すると、体内でグリコーゲンとして筋肉に蓄えられます。
これが枯渇するとどうなるか。
途端に力が出ない。集中力も落ちる。フォームも崩れる。
例えば、バーベルフルスクワットの後半セット。
脚がパンパンで、呼吸も荒い。
あの状態で踏ん張れるかどうか。実は、前日の炭水化物量がかなり影響しています。
「今日はなんか重いな…」
その原因、トレーニングじゃなく食事かもしれません。
炭水化物とインスリンの基礎知識
炭水化物を摂ると、インスリンが分泌されます。
インスリンは、栄養を筋肉へ運ぶ“運び屋”のような存在です。
この働き自体は、筋肥大にとってプラスです。
ただし。
必要以上に分泌されれば、余ったエネルギーは脂肪へ。
つまり、炭水化物は使えば味方、余れば敵。
ここ、かなり重要です。
ハイカーボバルクの特徴とメリット・デメリット
では、まずハイカーボバルクから見ていきましょう。
ハイカーボバルクとは、総摂取カロリーの中で炭水化物の割合を高めに設定する増量方法です。
目安としては、カロリーの55〜65%前後を炭水化物にするケースが多いですね。
白米、パスタ、オートミール。
トレーニーの食卓に並びがちなメニューです。
ハイカーボが向いているトレーニーの特徴
正直に言います。
ハイカーボは、誰にでも向いているわけではありません。
- 週4〜6回の高頻度トレーニング
- 脚トレのボリュームが多い
- 汗をかきやすく、消費エネルギーが大きい
- 体脂肪が増えにくい体質
こういった条件が揃っている人には、かなり強力な武器になります。
特に、バーベルデッドリフトや高重量スクワットをガンガンやる人。
炭水化物が少ないと、パフォーマンスは露骨に落ちます。信じてください。
代表的な種目とハイカーボの相性
ハイカーボの真価が発揮されるのは、全身・高強度・高ボリュームな種目です。
これらを高頻度で回すなら、正直ミディアムカーボでは足りないことも多いです。
ただし。
活動量が少ない人が真似すると、体脂肪だけが順調に増える。
これは、あるあるです。
ミディアムカーボバルクの特徴とメリット・デメリット
次に、ミディアムカーボバルク。
こちらは最近、日本でも支持が増えています。
炭水化物は抑えめにしつつ、タンパク質と脂質をバランスよく配分する方法です。
炭水化物比率は、だいたい40〜50%あたり。
極端な糖質制限ではありません。
あくまで「使う分だけ入れる」考え方です。
ミディアムカーボが向いているトレーニーの特徴
- 週3〜4回トレーニング
- デスクワーク中心の生活
- 体脂肪が増えやすい
- 過去の増量で失敗経験がある
心当たり、ありませんか?
もしあれば、ミディアムカーボはかなり現実的な選択です。
エネルギーは十分。
でも余らせない。
この感覚、実は日本人には合いやすいです。
省エネ型ルーティンとの相性
週3日フルボディや、上半身・下半身分割。
消費カロリーが比較的安定している場合、ミディアムカーボは扱いやすいです。
「毎回トレーニング後にドッと疲れる」
そんな感覚がないなら、炭水化物は足りている可能性が高いです。
逆に、常に眠い、集中できない場合は、少し増やす余地あり。
ここは微調整ですね。
日本人トレーニーの生活習慣から考える最適な炭水化物量
海外の理論。
そのまま日本人に当てはめるのは、正直おすすめしません。
理由はシンプル。
生活習慣が違いすぎます。
日本では、
- 座りっぱなしの仕事
- 移動は電車
- 日常活動量が低め
ここにハイカーボをぶつけるとどうなるか。
想像、つきますよね。
日本人の体質とインスリン感受性
一般的に、日本人はインスリン感受性が高いと言われます。
つまり、炭水化物に反応しやすい。
これはメリットでもあり、デメリットでもある。
少量でパフォーマンスは上がる。
でも、余ると脂肪にもなりやすい。
だからこそ、「多ければいい」は危険です。
トレーニング内容・体重変化から炭水化物量を調整する方法
ここからが実践編です。
大事なのは、固定しないこと。
炭水化物量は、状況で変えてOKです。
ハイカーボとミディアムカーボを使い分ける実践例
例えば、こんな感じ。
- 脚トレの日:炭水化物多め(ハイカーボ寄り)
- 上半身のみの日:ミディアムカーボ
- オフの日:さらに少なめ
これ、かなり使えます。
実際、多くの中級者がやっています。
「今日はスクワットあるから、白米多め」
「今日はオフだから、控えめ」
そのくらいラフでいいんです。
停滞や脂肪増加が起きたときの調整ポイント
指標はシンプル。
- 体重:週0.25〜0.5kg増
- ウエスト:急増していないか
- トレーニング重量:伸びているか
体重だけ増えて、重量が伸びない。
これは炭水化物過多のサインかもしれません。
逆に、体重が増えず、トレーニングがキツい。
その場合は、炭水化物不足。
数字と感覚。
両方を見て、微調整です。
まとめ:自分に合ったカーボ量こそが最適解
ハイカーボが正解。
ミディアムカーボが正解。
…どちらも違います。
あなたに合っているかどうか。
それだけです。
トレーニング量、生活習慣、体質。
これらは人それぞれ。
一度決めたら終わり、ではありません。
体は変わる。環境も変わる。
だから、食事も変えていい。
迷ったら、まずミディアムカーボ。
足りなければ、少しずつ足す。
それが、失敗しにくいバルクアップです。
焦らず、地道に。
その積み重ねが、結局一番デカくなりますよ。




